妻は独り言が多い。夫は喋る前にフィルタする。

独り言と、僕に話しかけている時の区別が付きづらい。とりあえず思いついたことは順々に話す。49%の確率で独り言だろうという時もあるし、51%ぐらいだと思う時もある。なので毎回、脳が判断コストをかけている感じがする。

出来れば、どちらなのか分かるようにして欲しい。だが改めて考えてみる。そもそも「独り言」と「話」の区別をしようという概念さえ、実は無意味なのかもしれない。そのお互いを区別しようとしている僕が愚かなのではないだろうか。

逆に僕といえば、何か言葉を思いついた時は、それを言う前に慎重にフィルタをかけるタイプだ。フィルタをかけすぎて何も出てこないことさえある。

だけど世の中、言ってみなければ分からないこともたくさんある。最大限の予測を立てても、自分が思っていた反応が相手から返ってこない。意外な反応が返ってくる。そんなケースは実は割と多い。だから「思いついたら喋る」というスタイルは、妻に見習いたいと思っている部分だ。